防災グッズランキング | 車に備えてあると安心な防災グッズ特集

2022.08.31

災害時にもし車で移動中だったら!?

こんにちは。
ニシズの髙田です。

明日、9月1日は防災の日です。
皆さんは防災グッズなど、準備していますか?

近年、暴風や豪雨、洪水、地震、豪雪などの自然災害のニュースを目にしたり、実際に自分が遭遇することが増えているように感じませんか?
沖縄県でも今年の5月に記録的な大雨で避難指示が発令され、土砂災害や道路が冠水したりしました。
もし外出先で災害に遭遇してしまったら不安ですよね。
また、災害の規模によって異なりますが、数時間~数日をクルマで過ごさないといけないこともあるでしょう。
そんな時に車に備えてあると安心な防災グッズをご紹介いたします。

車に備えてあると安心な防災グッズランキング

今回は、ランキング形式で詳しくご紹介いたします。

【1位】飲料水・非常食

まずは生きのびるために優先順位が一番高い水や食料です。
災害時にライフラインが止まってしまうと、行政は救命・救助活動を最優先します。すぐに救援物資が届かないことが想定されますので最低限の水と食料を備えているといいでしょう。
1日あたりに必要な水分2.5ℓ、非常食はできるだけ賞味期限が長いもので長期保存、缶切り不要のタイプが良いでしょう。
注意点として夏は車内が50度を超えることもあるため、その商品が対応している耐温度域を必ず確認したうえで車内で保管してください。

【2位】スマホ充電ケーブル・シガーソケットUSB

次に安否確認や情報収集のために使うスマートフォンの充電確保が必要になってきます。充電機器は普段から使用している方も多いと思いますが、これも必需品です。スマートフォンは緊急時にはライトにもなる一台数役の万能アイテム。できるだけ長く使えるように、クルマのシガーソケットを利用して充電できるようにしておきましょう。

【3位】医療品

次にあると便利なのがバンドエイド、消毒液、ガーゼ、三角布などの医療品です。状況によっては怪我をおってしまうことも考えられます。そういう時に医療品があると応急処置が可能です。
クルマが動く場合はそのまま病院へ行くことも予想されますので、念のため保険証のコピーもあるといいですね。

【4位】衛生用品

次はポリ袋(ゴミ袋)やマスク、歯ブラシ、除菌ウェットティッシュ、ドライシャンプー、生理用品などの衛生用品です。ポリ袋は水を運んだり、古紙とあわせて使うとトイレになったり、ポリ袋のサイズにもよりますが使い方が何通りもあり便利です。また、感染症対策にマスクや除菌ウェットティッシュもあると安心です。

【5位】携帯トイレ・水で流れるティッシュ

過去災害時にトイレが使えなくなって困るという事例が多発したそうです。4位のポリ袋でも簡易トイレを作ることができますが、専用の携帯トイレがあるとより安心ですね。今は100均でも手に入るそうですよ。
プラスで目隠しポンチョも準備しておくことをおススメします。着替え時や防寒着としても活躍してくれます。

【6位】手回し充電ラジオ

災害が起こった際の情報収集源として役立つ防災ラジオ。スマートフォンがあるのに必要ないのでは、と思う人もいるかと思いますが、防災ラジオはラジオ機能だけでなくライトやモバイルバッテリーなどの付属機能が充実した商品もたくさんあります。また、手回し充電式だと電源が取れず、乾電池がなくなってもラジオを聴くことができます。

【7位】折り畳みウォータータンク

大規模な災害時には各地区の給水ステーションから水をもらうことができます。しかし持ち帰る容器は自分達で用意しないといけません。飲み終えたペットボトルでも対応可能ですが、折り畳みウォータータンクがあれば一度で持ち帰る量も増えるので効率的でいざという時にあると役立ちます。

【8位】カーポット

特に停電時に活用できるのがカーポット。クルマを電源として活用し、シガーソケットにつなげるだけでお湯を沸かすことができる便利アイテムです。温かいカップラーメンやスープを作ることができるため、冬場には重宝します。注意点として、車種に合わせて電圧を選ぶ必要があります。

【9位】ブランケット

特に冬場は防寒グッズとして必需品です。それだけではなく泥や雪でタイヤがはまってしまった際の脱出にも使うことができます。圧縮タイプのブランケットやアルミブランケットのような、できるだけコンパクトなタイプがおススメです。

【10位】防刃手袋

災害時、がれきや障害物を素手で触ってしまうとガラスや釘などで手を傷つけてしまう可能性があります。そんな時にあると便利なのが防刃手袋です。安いもので数百円で手に入りますし、スペースも取らないので備えておきたいグッズの1つです。

番外編

緊急脱出用ハンマー

事故や災害等によって車が変形、水没した場合、車中に閉じ込められてしまう恐れがあります。(クルマはわずか50㎝の水深でドアに120㎏もの水圧がかかります)クルマの窓は簡単には割れません。そんなときに自分の身を守るためにも、車用緊急脱出ハンマーを常備しておくことをおススメします。

小さいお子さま用に液体ミルク

小さなお子さまがいる家庭ではミルクも用意したほうが良いでしょう。お湯が不要な液体ミルクが便利です。(夏場の車内の温度は高くなるため耐温度域を必ず確認しましょう)

クルマに置くと危険なもの

こちらでは、クルマに置くと危険なものをご紹介します。皆さんもこれをきっかけにクルマの中を確認してみましょう!

乾電池

真夏の締め切った車内は異常なほど高温になります。乾電池は液漏れ、発火の危険性が高いので注意しましょう。

カセットボンベ・ライター

カセットボンベやライターをクルマ用に置きっぱなしにしている方もいるかと思いますが、これは危険です。
夏の車内は非常に高温になり、それに伴い破裂や発火する恐れがあります。破裂した破片が窓ガラスにあたってひびが入ってしまった、、という事例もあるそうです。
※カセットコンロやボンベなどが防災備蓄として推奨されていますが、それらは自宅に備蓄しましょう。

アルコール消毒液

今や日常的に使うことが増えたアルコール消毒液。こちらもクルマ用にと置いている方もいるかと思います。
車内の温度上昇によって、車内全体にアルコールが充満している可能性もあり、たばこの火や、静電気などの小さな火種でも引火する危険性があります。 車内や直射日光が当たる場所での(アルコール消毒液の)放置は、絶対にやめましょう。

モバイルバッテリー

モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は熱に弱く、発熱・発火・爆発の恐れがあります。車内へ置いておくのは先ほどのランキングでも出てきましたが、スマホ充電ケーブル・シガーソケットUSBにしましょう。

車に載せる防災グッズの選び方

車のサイズ・乗車人数によってグッズを考える

乗車人数によって備えておくグッズを考えるとよいでしょう。
乗っている車のサイズにもよりますが、優先順位が高いものから順に備えておきましょう。
助手席下の収納BOXやラゲッジルーム下のスペースなどを活用して収納するのもおススメです☆
※普段クルマをメインで使用する人が1人でも余裕があれば2~3人分は用意しておくと良いでしょう

[写真] スズキ ソリオ

車載用防災キットも販売しているので便利

今は通販などで簡単に車載用防災セットを購入するこができます。一つずつ揃えると時間もかかります。
キットを購入して、不足していると思うものを追加で揃えるだけなので楽です。

車載用防災キット① 緊急脱出用ハンマー含む17点セット

車載用防災キット② 緊急脱出用ハンマー含む点39セット(2名分)

車載用防災キット③ クルマにコンパクトに積める12点セット

車に載せる防災グッズの注意点

水や非常食は賞味期限ができるだけ長いものを備える

一般的なミネラルウォーターの賞味期限が約2年なのに対して、防災用保存水は約5~10年とかなり長いです。なるべく賞味期限が長いものを選びましょう。

いざという時に実際に使用できるか定期的に確認する

準備ができたらそれでOKと安心してしまわないこと。
ありがちなのが、いざという時に賞味期限が切れていたり、物が壊れて使えなかったり、、、
準備ができた後も定期的に食料の賞味期限を確認したり、実際に使用できるか確認しましょう。

運転中に災害に遭ったら

走行中に大地震に遭遇したら

1.ハンドルをしっかり握る
2.ハザードランプを点灯させる
3.減速して道路の左端に寄って停車
4.情報を入手する
5.安全な場所にクルマを移動する
 ※やむおえず道路上にクルマを置いて避難する場合は窓を閉めエンジンを切って鍵は車内に残しドアロックしない
6.防災グッズを持ってクルマを離れ、安全な場所に移動する

台風や洪水で水没したら

-水没して動かなくなったら-
1.エンジンを切る
2.避難する
 ※ドアが開かなければ窓ガラス(運転席・助手席側)を割って脱出(緊急脱出用ハンマーがおすすめ!)
3.周囲の安全を確保する
4.安全な場所でロードサービスを手配する

-水没を避けるには-
・進行方向に大きな水溜まりができていたり、冠水しているのが分かったら避ける
 ※縁石が標準で15cm、縁石が見えたら大体は走行可能
 ※不安であれば安全第一、遠回りになってもいいから迂回する
・スピードを出して一気に通過するのではなくゆっくりと慎重に進む

大雪で立ち往生してしまったら

1.ハザードランプを点灯させる
2.助けを求める
 ・道路緊急ダイヤル(#9910)
 ・JAFへの救援(#8139)
 ・状況によって警察や消防へ連絡
3.ドアが開くことを定期的に確認する
4.マフラーが雪で覆われていないか確認する
 ※雪で覆われていたらマフラー付近だけでも除雪する
5.それでも雪で覆われてしまったら窓を少し開けてエンジンを切る
 ※一酸化炭素中毒に注意する
命の危機にも関わるため、長時間にわたるエンジンのかけっぱなしは危険であることを忘れずに覚えておきましょう。

災害時はガソリンが入手しずらい

道路が寸断されて燃料のデリバリーが滞ってしまうケースが多く見られます。災害時にはガソリンを入手するのが非常に困難になります。実際に東日本大震災でもガソリンスタンドへ長蛇の列ができました。
ガソリンを入れる際は、万が一の時に備えて満タン給油することをおススメします。

万が一の時に安心な車

PHEVとEVなら被災時でも電化製品を使えるレベルの電気を蓄えておくことが可能です。

災害時に大活躍の電気自動車

三菱  アウトランダーPHEV
バッテリーと燃料が満タンなら最大12日分の電力を供給できます。

日産 リーフ
2~4日間の電力を供給できます。

シートがフラットになれば車中泊で便利

災害時に車中泊をする場合、シートがフラットになれば便利です。
シートがフルフラットになるおススメのクルマをご紹介いたします♪

ホンダ N-VAN

ホンダ フリード+

日産 NV200 バネット

ホンダ シャトル

トヨタ ハイエース

まとめ

近年多発している自然災害には事前の備えが大切です。
恥ずかしながら、私は防災グッズは一つとして準備していません。この記事を書きながら不安になったので準備しておきたいと思いました。
ランキングのおさらいをすると

【1位】飲料水・非常食
【2位】スマホ充電ケーブル・シガーソケットUSB
【3位】医療品(バンドエイド、消毒液、ガーゼ、三角布、保険証のコピー)
【4位】衛生用品(ポリ袋、ゴミ袋、マスク、歯ブラシ、除菌ウェットティッシュ、ドライシャンプー、生理用品)
【5位】携帯トイレ・水で流れるティッシュ
【6位】手回し充電ラジオ
【7位】折り畳みウォータータンク
【8位】カーポット
【9位】ブランケット
【10位】防刃手袋
【番外編】緊急脱出用ハンマー、小さいお子さま用に液体ミルク

事前のちょっとした準備で生き延びる確率は大きく変わります。大切な人を守るため、そして自分の命を守るためにもできるうちに備えをしておきましょう。
万が一災害に遭った場合はまずは身の安全確保を第一に、その後それぞれのケースに応じて落ち着いて対応しましょう。


おすすめ関連記事

この記事を書いたライター


髙田麻紀

広報の経験は浅く未熟者ですが、皆さまがワクワク・ウキウキできる情報を発信していけたらと思っています。 乗っているクルマ:HONDA フリード 最近の出来事:お掃除ロボットを購入しました。最高です!!