車のタイヤ交換のサインはこれ!安全なドライブに必要なセルフチェック!

2025.06.05

こんにちは。
ニシズの照屋です。

皆さんは自分の車のタイヤに関心はありますか?
安全なドライブを楽しむためには、実はタイヤの状態が非常に重要なんです。
タイヤは車の走行に直接関わる部分であり、劣化や損傷が進行すると大きな事故を引き起こすリスクが高まります。

今回は、タイヤ交換が必要なサインや安全基準、そして自宅でできるタイヤのセルフチェックについてご紹介します。

適切なタイヤ交換が大切な理由

皆様ご存知の通り、タイヤは車の唯一の接地面となります。
道路との接触部分が劣化していると、制動力や走行安定性が大きく損なわれ、事故を引き起こす可能性が高くなります。
例えば、溝の深さが不足しているタイヤでは雨の日の走行時に水をうまく排水できず、スリップしやすくなることがあります。実際、タイヤの不良が原因で起きた事故の報告も多く、定期的なタイヤ交換は非常に重要です。

もし適切なタイミングでのタイヤ交換を怠ると、以下のようなリスクが考えられます。

ブレーキ性能の低下

タイヤの溝が浅いと、雨天時や急ブレーキ時に十分な制動力を得ることができないため、
防げたはずの事故を引き起こしてしまう可能性があります。
そうなる前に早めのタイヤ交換をオススメします。

ハンドリングの悪化

タイヤが摩耗すると、車の安定性が低下し、急なハンドル操作で車が思い通りに動かないことがあります。
また、通常走行中にも違和感を感じることがあるかもしれません。
少しでも違和感を感じた場合は、早めの点検を行いましょう。

事故のリスク増加

タイヤの劣化が進行すると、単なる摩耗だけでなく、タイヤ自体が破裂したりパンクする危険性が高くなります。

例えば、高速道路でタイヤが破裂すると、瞬時に車両のバランスを崩し、ドライバーはハンドルを取られてしまうことがあります。これにより、急激な方向転換やブレーキングが難しくなり、最悪の場合、車両が他の車や障害物に衝突するリスクが高まります。こうした事態は、ドライバー自身だけでなく、同乗者や周囲の車両にも重大な危険を及ぼすことがあります。

タイヤの劣化が進んでいると、単なる走行の不安定さを超えて、命に関わる重大な事故に繋がることがあるため、タイヤ交換を適切なタイミングで行うことが、事故を防ぐために極めて重要です。

タイヤの安全基準

日本国内でのタイヤには安全基準があります。
タイヤの溝が1.6mm以下になると、法的にタイヤ交換が必要とされています。
これ以下になると、雨の日や雪道などで十分な性能を発揮できません。
※タイヤの溝が1.6mmの場合、車検に不合格となってしまいます

また、タイヤには製造年を示す「DOT番号」があります。
この番号を見ることで、タイヤの製造年がわかります。一般的なタイヤの寿命は約4~5年とされており、年数が経過したタイヤは、たとえ溝が十分に残っていても交換を検討すべきです。

これがタイヤ交換のサイン!自宅でできるセルフチェック!

タイヤの状態は定期的にチェックすることが重要です。
以下の方法で、自宅でも簡単にタイヤの状態を確認できます。

1.タイヤの溝の深さをチェック

溝が1.6mm以下になっていないか、10円玉を使って確認することができます。
10円玉をタイヤの溝に差し込み、淵や柄の見え具合で減っているかどうかをチェックできます。

※上記はあくまで目安です。整備工場で定期的に確認してもらいましょう!

また、スリップサインでも交換時期を確認することができます。
スリップサインはタイヤ側面にある△マークの延長線上の溝の底にあり、そのサインが見えたらタイヤ交換が必要です。

2.タイヤのひび割れや異常を確認

タイヤのサイドウォール(タイヤの側面)やトレッド面(地面に接触する部分)にひび割れや異常がないかを確認しましょう。ひび割れが目立つ場合は交換のサインです。

3.異音や振動

走行中に異常な音や振動を感じた場合、タイヤに何らかの問題がある可能性があります。早めの点検をおすすめします。

どっちがオススメ!? 国産タイヤvs輸入タイヤ

タイヤは大きく分けて「国産タイヤ」と「輸入タイヤ」に分けられます。
それぞれに特徴があり、どちらが適しているかは使用目的や車のタイプによって異なります。

国産タイヤ

日本の道路事情や気候に合わせて設計されており、安定した性能を発揮します。
一般的に価格は中価格帯で、耐久性や安全性に優れています。
例)ブリヂストン、住友ゴム(ダンロップ・ファルケン)、横浜ゴム(YOKOHAMA)、トーヨータイヤ

輸入タイヤ

海外メーカーによるタイヤで、独特なデザインや性能が特徴的です。
価格帯は幅広く、安価なものから高性能なものまでありますが、品質が均一ではないこともあるため、選択には注意が必要です。最近ではアジア圏から発売されている「アジアンタイヤ」と呼ばれるタイヤも注目されています。
例)ミシュラン、グッドイヤー、Hankook、KENDA など

国産タイヤ vs 輸入タイヤ

価格面で見ると、輸入タイヤが安価であることが多く、コストを抑えたい方にとっては魅力的に映るかもしれません。しかし、安全性と性能においては、やはり国産タイヤの方が圧倒的に信頼性が高いと言えます。

国産タイヤは、日本の道路事情や気候に特化して設計されています。特に、湿気が多く、雨天時や冬季に路面が滑りやすくなる日本の環境では、グリップ力や排水性が非常に重要です。国産タイヤは、こうした環境に最適化されており、雨の日でも安心して走行できる性能を発揮します。加えて、製造過程で厳しい品質管理が行われており、長期間の使用にも耐えうる耐久性を誇ります。

もちろん、タイヤの選択は車種や運転スタイルによっても変わりますが、安全性を最優先に考えるならば、国産タイヤを選ぶことをおすすめします。長期的なコストパフォーマンスを考えた場合、安価な輸入タイヤを選ぶよりも、信頼できる国産タイヤを選んでおいた方が、事故のリスクを減らし、より快適で安全なドライブを実現できます。

輸入タイヤが適している方はこんな方

1.価格重視の方

輸入タイヤは、国産タイヤに比べて安価なことが多いため、予算を抑えたい方に向いています。
特に、タイヤの性能にそれほどこだわりがない方や、日常的な短距離の走行が中心の方には、コストを抑えるために輸入タイヤを選ぶ選択肢もありです。

2.特殊な車両、特殊な使用条件の方

一部の輸入タイヤは、特定の地域や気候条件、車種に合わせた設計がされている場合があります。
例えば、高速走行を多く行う方や、特定のスポーツカー向けのタイヤなど、より専門的な性能が求められる場合には、輸入タイヤの方が適していることもあります。

3.車の使用頻度が少ない方

車の使用頻度が少なく、タイヤの劣化が早く進まない場合、コストを重視して輸入タイヤを選ぶことも選択肢の一つです。
特に、走行距離が少ない車や、あまり長期間使用しない車に装着する場合、輸入タイヤを選ぶことで経済的な負担を減らすことができます。

※一昔前は、輸入タイヤ(特にアジアンタイヤ)は品質が悪いと言われていましたが、近年ではその品質が著しく向上しています。輸入タイヤを選ぶ際は安さだけにとらわれず、口コミなどもしっかり確認して、納得した上で購入することが大切ですね♪

まとめ

タイヤは車の安全に直結する重要な部品です。タイヤ交換のサインを見逃すと、事故を引き起こすリスクが高まります。
定期的にタイヤの状態をチェックし、必要に応じて交換することが、安全なドライブのために欠かせません。
自宅でできるセルフチェックを習慣にし、タイヤの状態を常に確認しておくことをおすすめします。

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この記事を書いたライター


照屋 寛樹

西自動車商会の広報担当。 西自動車で働くみんなや会社の魅力を発信中♪ 4名家族(妻、男女の双子) 釣り、キャンプ、サバイバル、自然で遊ぶのが大好きです!! 乗ってるクルマ:日産セレナ、ホンダN-ONE