夏休みシーズン! 沖縄のアウトドア遊びで注意すべきこと

2023.07.01

こんにちは。
ニシズの照屋です。

夏休みのシーズンになりました。
夏といえばアウトドアなどで自然体験をする機会も多くなってくると思います。
海や山や川、普段はなかなか行けない場所に行くのってとっても楽しいですよね。
しかし、楽しく遊ぶためには注意しないと行けないことがいくつかあります。
そこで今回は、沖縄のアウトドア遊びで注意すべきことを解説させていただきます。

熱中症に注意する

まずアウトドアで注意したいのは「熱中症」です。
家族・友人みんなと楽しい時間を過ごしていても、熱中症になって体調を崩してしまっては面白くありません。
熱中症は場合によっては命の危険にさらされる場合もあります。
沖縄のアウトドアは熱中症対策は基本中の基本。
しっかり対策しましょう。

【熱中症対策①】まずはこまめな水分補給

熱中症対策は、こまめに水分を取ることです。
同時に塩分も摂取できるとなお良いので、お茶や水だけではなくスポーツドリンクも用意してください。
ここで注意すべき点は、アルコール類以外の水分を摂取することです。
アルコールには利尿作用と、アルコールを分解するのに水分が必要となるので逆効果です。
BBQでたくさんビールを飲んでいても熱中症にかかるのは、そういう理由があるんです。

【熱中症対策②】できるだけ日陰に入る

直射日光を浴び続けると、必然的に体力が消耗されて熱中症になってしまいます。
そうならないために、できるだけ日陰の中にいることが大切です。
屋根のついた休憩所や木陰が近くにあれば良いのですが、近くに何もない場合もあります。
その場合は、できるだけ早めにタープを設営して日陰を作る必要があります。
初心者の方には、設営が簡単な折りたたみ式のタープもあるので、ぜひ用意してアウトドアを楽しんでください。
風通しが良いポイントであればなお良しです。

日焼けに注意する

「沖縄の紫外線は北海道の2倍!」なんて言われてるくらい、沖縄は紫外線が強い地域です。
暑いのでついつい脱いで涼しい格好をしたくなる気持ちも分かりますが、日焼けをすることで体力も奪われますし、重症の場合、病院に行かなければならないケースもあります。
特に日陰が少ない海辺での日焼け対策が大切です。

【日焼け対策①】日焼け止めクリームを使用する

まずは定番、日焼け止めクリーム。
これは必需品です。
色々な種類がありますが、自身に合ったものを使ってください。
しかし、一般的な日焼け止めクリームには「紫外線吸収剤」という薬品が使用されており、海洋生物やサンゴ礁に悪影響を及ぼすと言われています。
海で遊ぶ場合は環境にやさしいリーフセーフの日焼け止めを使用したいですね。
※紫外線吸収剤が入っている日焼け止めクリームの使用を禁止している国もあります

【日焼け対策②】とにかく肌を隠す

ラッシュガードを着用したり、日傘を使用したり、サングラスを着用したり、できることはたくさんあります。
せっかくのアウトドアなのでやりすぎることは無いと思いますが、焼けすぎには注意です。
自宅に帰った後に後悔しない程度の対策はしっかり取りましょう。

危険生物に注意する

沖縄の自然には危険生物がたくさんいます。
事前に知っておくだけでも初期対処が可能となりますので、自然の中で遊ぶ際は事前に調べておく必要があります。
ここでは代表的な危険生物と対処方法を簡単に解説いたします。

ハブクラゲ

6~9月にかけて多く発生し、波の穏やかな砂浜などでの被害が多発しています。
ハブクラゲの触手に触れると激痛が生じ、みみず腫れのような跡になるのが特徴です。
半透明なため、水中では見えにくいのが厄介です。

対処方法:
1.すぐに海から上がり、酢をたっぷりかけて触手を洗い落とす
2.氷または冷水で冷やす

3.痛みがひかなかったり、症状がひどい場合は医療機関で治療を受ける
※絶対に手でこすらないようにしましょう、症状が悪化します。

オニダルマオコゼ

沖縄のあちこちの海で見られる猛毒のオニダルマオコゼ。
砂浜や岩地に姿が似ているため、間違って踏んでしまって刺される人が多いです。
背びれのトゲはサンダルなどのゴムを貫通するほど強力。
ハブの30倍以上の毒を持っており、非常に危険な魚です。
刺されると激しい痛みや痺れがあり、死亡例もあります。

対処方法:
1.すぐに海から上がり、トゲが残っていれば取り除き傷口を清潔に保つ
2.刺されてすぐであれば、傷口から毒を絞り出す
3.必ず医療機関で治療を受ける

ハブ

ハブは沖縄に生息する猛毒なヘビです。
非常に攻撃的な性格で、威嚇なしでいきなり襲ってくることもあります。
木の下・草むら・岩陰・ブロックの隙間などに潜んでいることが多く、森を歩いている時に気づかず近づいてしまい噛まれるというケースが多いそうです。

対処方法:
1.噛まれた位置より心臓寄りの部分を、タオルや服で縛って圧迫する
  ※血流が止まらないように指一本分が入る程度の力加減で15分に1回は緩めてあげます
2.すぐに医療機関で治療を受ける

沖縄には、他にもたくさん危険生物がいます。
沖縄県のHPにたくさん記載されていましたので、こちらもご確認ください。

マリンスポーツは楽しいが危険が伴う遊びということを忘れない

沖縄に限らず、特に夏休みシーズンはマリンスポーツにおける事故のニュースが流れてきてしまいます。
マリンスポーツは自然との遊びです。自分のことは自分で守れるように次のことに注意しましょう。

体調不良や飲酒後は海や川に入らない

せっかく遠いところまで来たから…という理由で無理していませんか?
少しでも体調がすぐれない場合は、海や川に入ることは控えましょう。
また、BBQで飲酒をしながらマリンスポーツをしている方も時々いらっしゃいます。
本当に危険なので、お酒が入っている状態で海や川に入るのはやめましょう。

ライフジャケットを着用する

マリンスポーツ全般ですが、ライフジャケットの着用が推奨されています。
実際にライフジャケットで助かった命がたくさんありますので、絶対に着用しましょう。
ライフジャケットは体格に合ったサイズを着用し、ベルトやファスナーは確実に締めてください。
※ベルトやファスナーを締めなかったら着水時にすっぽ抜ける場合があります

キャンプをする際の注意点

沖縄は風が強いためテント設営は適切に行う

特に海辺は風が強く、いきなり突風が吹いたりすることもあります。
テントやタープが飛んでしまうと、近くの人にケガを負わせてしまう可能性もあります。
適切なギア(キャンプ道具)を選択し、適切な設営を行いましょう。

【ポイント】
1.テントやタープを固定するペグは場所に応じて適切なモノを使用する
2.風を受ける範囲を最小限にする

直火はやめよう!!

地面に直接、薪や炭を置いて火を起こしている方もいらっしゃいますが、直火は環境に良くないのでやめましょう。(芝生を焼いてしまったり、砂浜に細かい炭が混じってしまったり…)
ちなみに使い終わった炭をそのまま砂浜に埋めている方がいらっしゃいますが、あれは間違った処理方法です。
炭は自然の中で分解されることは無いため、ずっとその場に残ることになります。
ゴミをポイ捨てしているのと一緒ですね。
何より、踏んでケガや火傷をするケースもあるので、炭は絶対に持ち帰って自治体が指定する方法で処分しましょう。

ゴミは必ず持ち帰る!!

施設などでゴミを回収してくれるところを除いて、当たり前ですがゴミは自分で絶対に持ち帰りましょう。
地域住民の迷惑にもなりますし、そういった迷惑行為が続くとキャンプが禁止になってしまうケースもあります。
自分たちが遊ぶ場所は、自分たちの手で綺麗にしていきたいですね。

車内の匂いが気になる方もいると思いますが、100均などで売られている布団圧縮袋の中にゴミ袋を入れると、ほぼ匂いをシャットアウトしてくれます。
ちょっとした工夫で快適な片付けができますね。

今回は「夏休みシーズン!沖縄のアウトドア遊びで注意すべきこと」ということで、いくつか注意点を解説させていただきました。

ちょとした知識でアウトドアなどの遊びが安全で快適になります。
沖縄の夏は無理をせず、自分の体力の範囲内で楽しく遊んでください。
少しでも参考になれば嬉しいです。

この記事を書いたライター


照屋 寛樹

西自動車商会の広報担当。 西自動車で働くみんなや会社の魅力を発信中♪ 4名家族(妻、男女の双子) 釣り、キャンプ、サバイバル、自然で遊ぶのが大好きです!! 乗ってるクルマ:日産セレナ、ホンダN-ONE